岡山県内初の女性杜氏として、岡山県が誇る日本酒の銘酒「御前酒」を造っている杜氏の辻麻衣子さん。
そんな辻麻衣子さんが、”今、最も見たい女性”として、2021年3月9日放送の『セブンルール』に出演されます。
そこで、今回は「御前酒」の杜氏・辻麻衣子さんピックアップしてみたいと思います。
辻麻衣子さんのプロフィールをはじめ、経歴や年収、「御前酒蔵元辻本店」の歴史や商品など調査していきますよ。
また、辻麻衣子さんが任されている”杜氏”とは何なのか、女性杜氏は希少なのかもあわせて紹介していきましょう。
辻麻衣子(日本酒)のプロフィール!経歴や年収は?
まずは、女性杜氏・辻麻衣子さんのことを知ってもらうために、プロフィールから紹介していきましょう。
出典:https://www.ktv.jp/7rules/program/210309.html
- 本名:辻 麻衣子(つじ まいこ)
- 生年月日:1977年生まれ
- 年齢:43歳(2021年3月現在)
- 出身地:岡山県真庭市
- 最終学歴:中央大学総合政策学部国際政策文化学科卒業
- 家族構成:両親(父親 母親) 弟(総一郎) 夫 子供(長男)
- 職業:女性杜氏
- 勤務先:御前酒蔵元辻本店
- 趣味:料理
- 特技:酒造り
以上が、女性杜氏・辻麻衣子さんのプロフィールとなります。
辻麻衣子さんは、2021年3月現在43歳となるのですが、2005年に結婚されていて、3年後の2008年に子供(長男)を出産しているとのこと。
岡山県内初の女性杜氏として活躍する一方、結婚して夫・子供がいるため、妻・母親としても奮闘されているのですよね。
ちなみに、辻麻衣子さんは出産直前まで仕事を続けていたのですが、出産後、0歳児を預けられる保育園に入れなかったため、産後1ヵ月で職場復帰されたそうです。
そのため、子供の育児は辻麻衣子さんと夫だけでなく、実家の母親とベビーシッターの4人でローテーションを組んで分担していたそうですよ。
ただでさえ、杜氏としての仕事だけでも多忙なのに、その上育児も重なったことで、子供が1歳になるまではかなり大変だったとのこと。
辻麻衣子さんのように、子育てしながら仕事をしている女性にとっては、この大変さが共有できるのではないでしょうか?
想像しただけでも大変そうな杜氏という仕事ですが、どういった経緯で辻麻衣子さんは酒造りの道に進んだのか気になるところです。
そこで、辻麻衣子さんの経歴を調べてみることに・・・。
出典:https://www.gozenshu.co.jp/profile/
子供の頃は、実家が日本酒を造る蔵元ということで、周囲からは”御前酒のまいちゃん”と呼ばれていたため、あまり家業に対するイメージは良くなかったとのこと。
そんな辻麻衣子さんは、岡山県立岡山城東高校卒業後、中央大学に進学するのですが、そこで彼女の経歴を左右する大きな転機が訪れるのです。
20歳になりお酒が飲めるようになった辻麻衣子さんは、日本酒をはじめお酒を飲むことが好きになっていったのですが、彼女の実家が蔵元と知っている大学時代の友達から”お酒ってどうやって造るの?”と聞かれた際に、全く答えることができなかったそうなのですよね。
”このままではダメだ・・・”と思った辻麻衣子さんは、これをキッカケに大学の冬休みを利用して、1~2週間程度実家の蔵元のお酒の仕込みを手伝ったり、見学・体験したのです。
その後、2000年に中央大学を卒業した辻麻衣子さんは、一度は一般企業に就職されたようなのですが、”お酒を造りたい!”という想いが消えず、当時の御前酒の杜氏だった原田杜氏に相談したのですよ。
元々、「御前酒蔵元辻本店」には、経営者一族は酒造りには関わらないという習わしがあった上に、酒造業界には”女人禁制”の慣習がまだ残っていたため、辻麻衣子さんはかなり悩まれていたのだと思います。
ただ、そんな辻麻衣子さんの背中を押してくれたのが原田杜氏で、彼女は原田杜氏に弟子入りするという形で、御前酒蔵元辻本店に入社し、日本酒などの酒造りの経歴をスタートさせたのです。
こういった古くからある慣習をはねのけてまで、酒造業界に飛び込んで辻麻衣子さんの行動力は本当に凄いですよね。
原田杜氏の元で酒造りの修行を積んだ彼女は、2005年に杜氏技能検定2級を取得されています。
御前酒蔵元辻本店に入社した当時は、女性ということで他の蔵人から下に見られていたようですが、この杜氏技能検定2級取得は、彼女の日々の努力が実った瞬間だったと言えるのではないでしょうか?
そんな辻麻衣子さんに更なる転機が訪れたのが、2007年に杜氏を務めていた原田杜氏が急逝したことです。
原田杜氏が急逝ことで、辻麻衣子さんが御前酒の杜氏を引き継ぐことになったのですよ。
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ちなみに、彼女が杜氏を引き継いだ時は29歳で、酒造りをスタートさせてからわずか7年だったのです。
当時は、周囲から”御前酒の味が変わった”とか、”御前酒は終わった”など厳しい声が上がっていたそうなのですが、辻麻衣子さんはそんな声に負けなかったのです。
辻麻衣子さんは、杜氏を引き継いだ2007年から2012年まで、6年連続で「広島国税局清酒鑑評会」の純米酒の部で、優等賞を受賞されているのですよ。
さらに、2011年には「備中自醸清酒品評会」で、6年連続金賞と優等賞名誉賞を受賞しているのです。
また、2012年には、ワイングラスで美味しい日本酒「菩提もとにごり火入れ」で金賞を受賞し、2013年には、オカヤマアワード地産品生産者賞を受賞しているのですよね。
突然の杜氏引継ぎの上に、子供の出産などもあって、辻麻衣子さんはかなり大変な日々を過ごしていたと思いますが、杜氏としてしっかりと結果を残しているというのが本当に凄いことです。
酒造業界に対しても、”女性杜氏でもこれだけのことができるんだ”と示せたのではないでしょうか?
女人禁制の慣習が残る酒造業界で、女性杜氏として活躍されている辻麻衣子さんの年収はどれぐらいあるのか気になるところです。
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そこで、辻麻衣子さんの年収を調べてみたのですが、残念ながら彼女の年収は公表されていませんでした。
ちなみに、地域や蔵元によって金額差はあるようですが、蔵人の月給は20万円~25万円ほどとのこと。
年収に換算すると、年収は240万円~300万円ぐらいになりますね。
月給に関しては、年齢や勤続年数によってアップするようで、40代の蔵人だと月給が35万円前後で、年収は400万円ほどになるそうですよ。
そして、杜氏の年収については500万円~1000万円ぐらいだと推定されているようです。
辻麻衣子さんは杜氏に就任してから10年以上経過していますし、数々の受賞歴もあることを考慮すると、年収は700万円~800万円ほどはあるのではないでしょうか?
新しい日本酒などのヒット商品を生み出せば、年収1000万円以上も夢ではなさそうですね。
そんな辻麻衣子さんは、”今、最も見たい女性”として、2021年3月9日放送の「セブンルール」に出演されます。
彼女が導き出した7つのルールとは、一体どんなものなのでしょうか?
辻麻衣子さんが成功をおさめた根源が、「セブンルール」で垣間見えるかもしれないですよ。
杜氏とは?女性杜氏は希少なの?
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岡山県内初の女性杜氏・辻麻衣子さんのプロフィールや経歴などを紹介しましたが、彼女が務めている”杜氏”とは一体何なのかでしょうか?
杜氏という言葉じたい初めて聞いたという方もいるかもしれないですね。
まず、お酒を造っている蔵元で働いている人達のことを酒造業界では”蔵人”と言い、その蔵人達をまとめて蔵元の全責任を担っているのが”杜氏”とのこと。
簡単に言うと、杜氏とはその蔵元でお酒を造っている人達のトップということになります。
では、そんな重要な杜氏を任されている辻麻衣子さんのような女性杜氏は、酒造業界では希少なのでしょうか?
辻麻衣子さんのプロフィールや経歴の所でも紹介しましたが、そもそも酒造業界には”女人禁制”の慣習が残っているため、絶対的に女性蔵人が少ないのです。
日本全国には、約1500の蔵元があると言われているのですが、蔵人として酒造りに関わっている女性蔵人は50人ほどとのこと。
さらに、辻麻衣子さんのように女性杜氏を任されているのは、日本全国で30人ほどだそうです。
1500以上の蔵元がある中、女性杜氏が30人と考えたら、女性杜氏がかなり希少だということはわかってもらえるのではないでしょうか?
ただ、昔に比べたら間違いなく女性蔵人は増えていますし、女性杜氏も増えてきていると思います。
そう考えたら、今後の酒造業界には辻麻衣子さんのような女性杜氏が、どんどん活躍する業界になっていくのかもしれないですよ。
辻本店の商品や歴史は?
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品評会などで、数々の賞を受賞されている「御前酒蔵元辻本店」のお酒ですが、販売されている商品にはどんなお酒があるのでしょうか?
女性杜氏・辻麻衣子さんが造る「御前酒蔵元辻本店」の商品には、純米大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、普通酒、焼酎、リキュール、季節・期間限定酒、日本酒といったお酒が販売されています。
そんな数ある商品の中で、女性杜氏・辻麻衣子さんがオススメするお酒がこちらです。
新酒しぼりたて GOZENSHU9ホワイトボトル
出典:https://www.gozenshu.co.jp/SHOP/tuji-105.html
新酒しぼりたてGOZENSHU9ホワイトボトルは、前杜氏の原田さんから受け継いだ伝統に、”今の自分達にしか造れない清酒”として、辻麻衣子さん達が探求して造り出した革新的なお酒です。
純米大吟醸 馨
出典:https://www.gozenshu.co.jp/SHOP/tuji-156.html
高級酒米「雄町米」を贅沢に半分まで磨いて使用し、清らかな米の旨みや、口に含んだ時に鼻に抜ける上品な香りが特徴なお酒です。
このお酒は、全国燗酒コンテスト2020の「プレミアム燗酒部門」で金賞を受賞しています。
純米 美作
出典:https://www.gozenshu.co.jp/SHOP/tuji-007.html
御前酒の酒造りへのこだわりが最もよく現れているお酒と言われていて、立ち上る香りは穏やかで、雄町米が持つ旨みや味わいの広がりが楽しめるお酒となっています。
このお酒は、全国燗酒コンテスト2017で「プレミアム燗酒」部門で金賞を受賞し、令和元年度には、広島国税局清酒鑑評会「燗酒」部門で優等賞、岡山県清酒品評会「純米酒」部門で、岡山県農林水産部長賞を受賞しています。
菩提もとにごち酒火入れ
出典:https://www.gozenshu.co.jp/SHOP/tuji-241.html
季節限定酒で販売されている冬季限定の菩提もとにごり酒で、日本でも数蔵しか取り組んでいない醸造方法の”菩提もと仕込み”で造られたお酒です。
白ワインのような軽快な酸味が特徴で、穏やかな香りで青りんごのような爽快感が楽しめますよ。
このお酒は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2012」で、金賞を受賞しています。
「御前酒蔵元辻本店」の商品は上記以外にもたくさんあるので、他の商品も気になるという方は、一度公式通販サイトをご覧になってみて下さい。
日本酒・岡山の地酒 | 御前酒蔵元 辻本店 オンラインショップ-日本酒・ゆず酒・GOZENSHU9NINE(ナイン)…
いろんな商品を見て悩んでしまうという方は、辻麻衣子さんがオススメする商品を参考にしてみるといいですよ。
「御前酒蔵元辻本店」の商品を紹介したところで、最後は蔵元の歴史を少し紹介していきましょう。
出典:https://nopla.me/articles/okayama/3122/
お店の外観から、長い歴史があることを漂わせている「御前酒蔵元辻本店」のですが、お店の創業は1804年(文化元年)とのこと。
「御前酒蔵元辻本店」は、創業からすでに210年以上もの歴史があるお店なのです。
創業時の「御前酒蔵元辻本店」のお酒は、三浦藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘を受けたことが、現在の「御前酒」の由来になっているそうなのですよね。
創業当時から、「御前酒蔵元辻本店」では長い歴史の中、地元の米、地元の水、地元の技で醸すことこそが、造り酒屋の原点と考え酒造りに励んできたそうですよ。
昭和45年ごろから純米酒の製造にも積極的に取り組むようになり、現在では製造数量の7割を占めているとのこと。
「御前酒蔵元辻本店」では、40余年の熟練者であった前杜氏の原田杜氏の技術を引き継ぎ、現杜氏の辻麻衣子さんが新たなお酒造りに取り組んでいるのです。
ちなみに、明治から昭和時代の「御前酒蔵元辻本店」には、文人墨客が訪れることが多く、与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ、尾上紫舟などの筆跡が残っているそうですよ。
また、「御前酒蔵元辻本店」の建物は、歴史的景観に寄与している点を評価され、2013年11月に「登録有形文化財」に登録されているのです。
「御前酒蔵元辻本店」は、お酒だけでなく建物その物に歴史があるということですね。
そんな歴史ある「御前酒蔵元辻本店」から、女性杜氏・辻麻衣子さんの手によって、今後どんな新しいお酒が造られるのか楽しみです。
あやの
1982年生まれ 1児のママ
好き:インテリア/ウェブデザイン/写真/おいしいもの
2014年、10年間働いた職場を退職し遠方に嫁ぐ。
友達も知り合いもゼロの土地で専業主婦として暮らし始めることとなる。
新婚でウキウキしていた私に待ち受けていたのは、同居した義母からの洗礼。
その後部屋に引きこもる生活を送っていたが、手持ちの貯金も減り、
なんとかしなければと始めたアフィリエイトで大逆転!
在宅で子育てをしながら少しの作業で月10万円以上を稼ぎ出す生活を送っている。
その後、身につけたアフィリエイトのノウハウを初心者にも分かりやすくまとめて
現在、WEBコンサルタントとして活動中。
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